ダブル・ディグリー導入促す
各国制度のガイドライン作成を
文部科学省の中央教育審議会・大学分科会は8月26日、グローバル化の中での大学の質保証のあり方を示した「中長期的な大学教育の在り方に関する第二次報告」を発表した。ダブル・ディグリーをはじめとする国際的な共同教育の推進を、質保障の具体策として打ち出している。
ダブル・ディグリーは、単位互換制度の構築により日本・海外両国の大学の学位を授与するプログラム。学生にとっては2大学の学位を短期間で取得できる点がメリットだ。ただ、9月入学や英語授業への対応など、制度の拡大には様々な課題もある。同報告書では、各大学の参考になるよう各国の教育制度概要をまとめたガイドラインを作成することを提言している。
国外大学とのダブル・ディグリーを導入している大学は、2007年度現在69大学(国立17、公立1、私立51)となっている。
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