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向学新聞2013年7月号


日中2大学が共同学部設立

                  立命館大と大連理工大がIT人材育成

 立命館大学は5月27日、中国の大連理工大学と共同で、今年9月に「国際情報ソフトウェア学部」を設置すると発表した。日本の大学が海外の大学と共同で学部を設置・運営するのは初めての取組みとなる。
 
 同学部は今年3月、中国政府教育部より認可を受け、キャンパスは大連市の大連理工大に置く。中国人学生を中心に、日本を含めた諸外国の学生も受入れの対象とし、理論と実践のバランスがとれた国際的に活躍できるグローバルIT人材を育成することを目標としている。また、東アジア地域の教育研究拠点の形成や、日系企業・中国企業と立命館大・大連理工大による国際産学連携を目指すとしている。
 入学定員は1学年100名で、内40名は3年次に立命館大学情報理工学部へ転入学し、4年間で両大学の学位を取得できる。卒業に必要な176単位のうち、卒業研究を含む専門科目群60単位程度を立命館大が提供。提供科目については、立命館大の教員(延べ人数で20数名程度)が中国に赴き日本語で授業を行う。
 なお、同学部設置に先立ち、2012年9月より大連理工大ソフトウェア学部に実験コースを開設し、現在30名の学生が学んでいる。



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