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向学新聞2022年7月号記事より>

特定非営利活動法人CMC
The Encounter Project
Children Meet Countries

 多文化共生社会を目指し、小学生を対象に国際交流事業を行う特定非営利活動法人CMC。岡田珠紀理事長にお話を伺った。

―活動内容を教えて下さい。
 子供たちに、国際交流の機会を提供しています。子供のころに、世界の人と交流することが、異文化理解へとつながり、世界に目を向けるきっかけとなるだけでなく、偏見を遠ざけて様々な国・文化・宗教や価値観があることを知るきかっけになると思います。具体的には、大使館の協力を得ながら、主に東京都の公立小学校で1時間から1時間30分ほどの交流プログラムを実施しています。これまでに211校で実施し、参加児童数は2万2700名余りです。また、学校外で自由に参加できる機会を作るため、オンラインでのイベントも実施しています。プログラムには、外国人留学生に参加していただくこともあります。

岡田珠紀さん

交流プログラム

交流プログラム

―事業開始のきっかけは何ですか。
 私の父が外国への出張から帰国するたびに海外の写真や珍しい物に触れ、現地の話を聞いていました。また、来客や留学生のホームステイなど、家に外国人が出入りする機会がありました。子供の時のそのような経験が、自分の世界の見方にとてもプラスの影響を与えてくれました。
 
 一方で、日本では、若者の内向き志向が指摘されたり、欧米以外の諸外国についての情報が偏ったり、知る機会が少ないのがとても気になっていました。景気が悪くなり海外留学に行く経済的ハードルも高くなった面もあるようです。そこで、学校の中で、国際交流の機会を作れたら良いなと思い、事業をスタートさせました。

―大事にしていることはどのようなことですか。
 勉強ではなく、交流体験なので、楽しくあることを大事にしています。一緒に笑って触れ合って、心が通じると、プログラムの時間が終わっても、その場を離れ難くなります。また、子供たちは好奇心旺盛なので、新しい発見から学びを深めていくことができます。興味が世界に向かっていき、海外に友達を作ったり、海外で仕事をしたり、たくさんの可能性があることを感じてもらえたらと思います。
 
 実施後のアンケートを見ると、子供たちが変わったという感想や先生からのフィードバックが多いのがとても嬉しいです。諸外国への興味関心が高まることはもちろんですが、明るくなった、会話が増えた、世界で仕事をしたくなった、日本や学校について考えた、などです。「今度は自分たちが日本のことを伝えられるように、もっと日本の文化を学びたい」と、日本人としてのアイデンティティへの意識が芽生え、次の学習につながるケースもありました。今後も、一つでも多く、国際交流の機会を子供達に提供していきたいと思っています。

▼留学生のみな様へ
 日本人は冷たいな、と感じることもあるかもしれませんが、接点がなかったり、お互いが知らないことからの誤解も多いです。外国人の方と接したいけど機会がなく、なかなか積極的に交流できないシャイな人も多いです。しかし、同じ町の中に暮らしているのに、接点がないまま、それぞれの世界が広がらないのはとてももったいないことだと思います。お互いオープンマインドになり、良いところを学びあっていける社会を目指せたらいいなと思います。これからも、交流プログラムを実施しますので、子供たちと交流したい留学生、母国のことを紹介したい・日本のことをもっと知りたい留学生の皆さん、ぜひご参加ください。

感想


<参考>
特定非営利活動法人CMC <外部リンク>

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