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フォ バ コック フィさん (ベトナム出身) 
(株式会社セディナ) 


空手で精神訓練 日本式ノウハウをベトナムに導入
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――なぜ日本に留学したのでしょうか
 高校卒業後に立命館アジア太平洋大学(APU)に留学したのですが、来日の大きな理由は、日本の先進的な教育を受けたかったからです。また、日本文化・日本社会にも興味がありました。以前、ボランティア団体YMCAのチャリティ活動として、ベトナムで学校建設プロジェクトが行われました。日本や東南アジアの大学生ボランティアに混じって高校生だった私も活動に参加し、初めて日本人の方と出会ったのです。そこで日本語の面白さを知り、日本語学校に通うなど日本語の勉強をするようになりました。

――どのような学生生活を送ったのですか。
 最も印象的な思い出は、空手部の活動です。ベトナムでは、一般人が武術を習うという社会的風潮はありませんが、日本の空手は精神的な訓練になると思い入学後すぐに空手部に入部しました。アメリカ人の空手の先生から、空手の哲学や演舞など様々なことをご指導頂きました。その先生は人生で出会ってきた中で一番厳しい先生で、練習はとてもハードでした。幸いそのお陰で内面が鍛えられ、空手の練習を思い出すことで困難を乗り越えてきました。今でも先生との関係は続いており、週に一回は電話するなど親しくさせて頂いています。
 また、APUには当時80カ国・地域以上から学生が留学しており、そのチャンスを活かして一生懸命交流の輪を広げました。アフリカや欧州、南米など全世界ほとんどの地域の学生と友人になり、視野がとても広がりました。

――なぜ日本で働こうと思ったのですか。
 日本は安心・安全の国で、とても住みやすく可能ならずっと日本にいたいと思っています。ですから、大学3年次から就職活動をはじめ、無事商社系のシンクタンクに就職できました。シンクタンクでは様々な知識を得ることができ、それを実際のビジネスの現場で活かしたいと思い、5年間努めた後現在の会社に転職し入社2年目になります。

――現在の業務内容は。
 セディナは三井住友フィナンシャルグループの一員で、クレジットカード事業や信販事業等を展開しています。同じ三井住友フィナンシャルグループの三井住友銀行が15%出資しているEXIMBANKの四輪オートローン(自動車購入代金の融資制度)に、セディナの日本式ノウハウを導入する形で協力することになっていました。そこで、日本のエキスパートがベトナムに赴き指導する際のサポートを行っています。ベトナムの銀行では通常、融資希望者の審査に3日程度かかっていましたが、セディナでは約15分で審査プロセスを完了します。そのノウハウを浸透させるため、日本とベトナムの価値観の違いを超えて、日本の長所である計画性や現場のオペレーション能力をどのようにベトナム向けにアレンジさせるかが課題です。前職でベトナムの自動車産業に関するレポートを作成した経験があり、自分の強みを活かして更に会社に貢献できればと思います。

――日本での就職を希望する留学生にアドバイスを。
 APUでは4年間主に英語で勉強していたため、就職後日本語のレベルアップに大変苦労しました。そこで、英語等の外国語で勉強している留学生にアドバイスしたいことは、在学中にビジネスで使える日本語を習得した方が良いということです。そうすれば母国語・英語・日本語のトライリンガルになることが出来ます。日本企業は日本語能力を求めることがほとんどですが、逆にその壁さえ乗り越えればどこでも活躍できるポテンシャルがあると思いますので、自信をもって就職活動に臨んで下さい。


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