Top向学新聞今月の人>アリアドナ ロヴィーラ テネス さん


アリアドナ ロヴィーラ テネスさん (スペイン出身) 
(日本語学校・システム桐葉外語) 


お互いを尊敬する日本文化
将来の夢は翻訳者

アンナドナHP

――日本留学のきっかけは。
 スペイン・バルセロナ大学で翻訳者になるために、ドイツ語と日本語を勉強してきました。ドイツへは2年間、イタリアへも数ヶ月間留学経験があり、大学卒業後新たに日本留学にチャレンジしました。昨年の秋、日本語学校に入学して現在就職活動中です。

――いつから日本に興味を。
 日本のアニメや漫画が好きで、15歳頃から日本語の勉強を始め、ひらがなや簡単な自己紹介など初級日本語を習得しました。スペインではアニメ以外にも寿司やうどんといった日本食が人気ですが、最近は焼きそばも大好評です。

――日本とスペインの違いは。
 日本は安全ですし、お互いに尊敬しあう文化が素晴らしいと思います。例えば、落し物をしても、交番に行けば誰かが届けてくれます。昨年10月、ホームステイ先の家族と富士山のふもと静岡県朝霧のロックフェスティバルに行きました。来場者全員が幸せそうに音楽を楽しんでおりとても素晴らしかったです。スペインのロックフェスティバルでは、治安があまり良くない状態になってしまうからです。日本では子連れの家族も参加しており驚きました!

――なぜ日本で就職活動を。
 現在、スペイン経済は芳しくなく、18~25歳までの失業率は50%以上で若者にあまりチャンスがありません。ですから、スペインの若者はドイツ、ベルギー、オランダ、英国などに多く移動しています。私はここ日本で、カタラン語や英語、ドイツ語、イタリア語、日本語などの多言語能力を活かして、日本と世界を繋ぐ仕事をしたいと思っています。特に日本で働くことで、日本語力を更に向上させたいと思っています。そして、将来の夢である翻訳者になることが出来るよう努力していきたいです。



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