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『留学生の住まいハンドブック』を発行
(2008年4月号) 


日本学生支援機構東北支部

  独立行政法人日本学生支援機構・東北支部は3月18日、『留学生の住まいハンドブック』を発行した。留学生の住まいに関する諸問題を解決するため、東北大学と共催した「留学生住まい改善プロジェクト」の成果をまとめたもので、宮城県在住の外国人留学生と日本人学生(異文化間学生交流協議会)が協力して作り上げた。
  内容は、留学生の視点から豊富な実例とアドバイスが盛り込まれ、部屋探しと生活に役立つ「学生による学生のためのハンドブック」となっている。「部屋探し編」では賃貸契約やガス・電気・水道などに関する注意点、「入居中編」では引越しのマナーやゴミの出し方などが分かりやすく述べられているほか、先輩留学生の実生活に基づく有益なアドバイスが随所に織り交ぜられている。
  日本学生支援機構・東北支部ではこれまで賃貸業者の参加も得て、留学生がどのような困難を抱えているのか実態を把握しようと対話の機会を設けた。「外国人に貸し渋る家主も、ハンドブックで陥りがちな事例を知り、留学生とお互いに確認しあいながら進めていけばトラブルも回避できるのではないか」として、家主を啓蒙し入居を促進する効果も見込んでいる。