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中国・韓国語でも出題を検討
(2008年11月号) 


受験のハードル下げ 万人実現目指す
日本留学試験

  文部科学省は、日本の大学(学部)等に入学を希望する外国人留学生の基礎学力を評価するため実施している「日本留学試験(EJU)」について、新たに「中国語」と「韓国語」で出題することを検討している。2008年6月の試験では、受験した1万9206人のうち、中国人が74%、韓国人が14%で、合わせて9割弱を占めている。この2カ国からの受験者をさらに増やすことで、留学生30万人計画の早期実現を目指す。
 日本留学試験の出題科目のうち、日本語を除く理科、総合科目、数学は、これまで日本語あるいは英語で出題されてきた。この言語数を増やすことによって、受験のハードルを下げる。
 現在EJUの成績のみを利用して留学希望者の合否を判定している大学は、全利用大学の1割程度。ほとんどが、追って日本での二次試験等を課している。文科省は、「今後の渡日前入学の拡大にも(出題言語数増を)役立てていきたい」としている。
 母国語で受験することによって、より正確に各学科の学力を判定できるようになる効果も見込んでいる。中国・韓国からの留学生がそれぞれ母国語で受験した場合に日本語力を測る手段は日本語科目のみとなるが、従来の日本語科目の出題内容に特段の変化はない予定だ。
 2009年度予算の概算要求に盛り込んでおり、決定すれば試行プログラムを経たうえで2010年度にも実施される見込みだ。