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向学新聞2016年10月号


外国人留学生数、目標下回る

文科省事業のフォローアップ結果   


 大学のグローバル化を進めるため、2012年度にはじまった文部科学省の「グローバル人材育成推進」事業が今年最終年度を迎えた。支援を受けた42大学全体で受け入れた外国人留学生数は3万7835人(2016年5月現在)と5年間で6000人弱増加したものの、目標値を約7000人下回った。日本学術振興会が9月、事業のフォローアップ結果を公表した。

 グローバル人材育成推進事業とは、外国人留学生数・海外留学した日本人学生数や外国語で提供する授業数などの数値目標を設定し、大学全体のグローバル化を推進させることを目的としている。
 
外国語で提供する授業は全体の8・8%(2015年度)で、外国人教員等の割合は31・6%(2016年5月現在)に達した。目標値をクリアした項目があるものの、目標とする外国人留学生数には到達しなかった。海外留学した日本人学生も全学生のうち5%(2015年度)と目標を下回った。
 
 同事業には、北海道大学、早稲田大学、中央大学、同志社大学、神戸大学、新潟大学、立命館アジア太平洋大学、長崎大学などが採択されている。



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