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向学新聞 2017年5月号


学部・修士卒留学生の2割 就職も進学もせず帰国


 独立行政法人日本学生支援機構が4月21日公表した「平成27年度外国人留学生進路状況調査結果」によると、2015年度中に日本の高等教育機関を卒業した留学生は4万2643人で、うち日本国内で就職した者は30・1%(1万2325人)とここ5年で最も高い比率を記録。リーマンショック前の2007年には30・6%だったが同水準にまで持ち直した。


 いっぽう、就職活動中や進学準備中等で母国に帰国した者は学部卒で19・6%、修士了で20・0%で、学士・修士の5人に1人が留学はしたものの進路を決められず帰国しているのが現状だ。


 政府は留学生の日本国内での就職率を3割から5割へと引き上げる目標を掲げているが、在学中にいかにして日本国内での就職につなげ、進路未定の帰国者を減らすかが目標達成の鍵となるようだ。



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