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ペドロ フェリペ サンチェス アマヤ (コロンビア出身) 
(立命館アジア太平洋大学) 


日本の「一村一品」帰国後に実践したい

――日本社会・日本人と接して感じることは。
 子供からお年寄りまで年齢問わず日本人と接していますが、日本人の考え方はラテンアメリカの人とは全然違います。どんな場面でもルールがあってそれを厳しく守っており、守ることによって社会がうまく回っています。私は日本で子供からお年寄までの友達がいますが、世代によってそれぞれ考え方があり、たいへん面白いです。ラテンアメリカでも世代によって考え方は違いますし、言語が違っても世界中どこの国でも世代によって違いはあるのだと知りました。本当の日本を経験するためには、ホームステイなどをしてみるのがいいと思います。私はそれによってリアルな日本を実感しました。

――卒業後の目標は?
 地元で家族と一緒にホテルを創りたいです。それは、日本で学んだ「一村一品」という考え方がものすごく面白いと思ったからです。ラテンアメリカではそういう発想が全くありませんので、この考えをラテンアメリカで活かせたらと思います。エクアドルの地元の村には伝統的な料理はありますが、「一村一品」のようには確立されていません。私の父の専門は農学、母は獣医、兄の専門はエコツーリズムですので、皆で力を合わせてホテルを創り、そこのレストランで「一村一品」を実行できたらいいと考えています。

――留学によって将来のヴィジョンを得たんですね。
 留学してとても良かったです。知識だけでなく人間味も広がりました。やはり海外に行かないと他の国の考え方は分かりません。色んな経験になりますしとても役に立つので、海外に行かないのはもったいないです。

――留学生の立場から日本社会について言いたいことは?
 日本人はあまり海外に行きません。留学は本当に楽しいし面白いので、もう少し日本人は他の国に興味をもった方がいいと思います。様々な社会問題があり、同じ地球に暮らしていますのでお互い応援しないといけないと思います。自分にできることで社会問題を解決していけたらと思います。



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