Top向学新聞留学生就職活動体験談>何洪娟さん


何洪娟さん (中国出身) 
(武蔵野大学大学院2年生) 


両親を説得して日本留学
人々の生活を支えたい


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ものづくり企業へ


 母国のアモイ大学嘉庚学院を卒業後、武蔵野大学大学院に留学して1年。現在は、「発展途上国に住む人たちのために自分は何が出来るのか。日本のものづくり企業に就職して貢献したい」と就職活動の真っ只中だ。


両親を説得


 アモイ大学では「ひらがなが可愛い」と日本語を専攻した。しかし、語学専攻で就職先を見つけるのは難しく、同級生達は日本語と関係ない仕事に就いていったが、自身は「将来何がしたいのか分からない」と悩んでいた。
 転機は中国に留学中の日本人学生をサポートするインターンシップに参加したことだった。「初めて日本人とたくさんの日本語を話すことができた」ことがきっかけとなり、日本留学への思いが強くなっていった。しかし、両親が留学費用と日中関係の悪化を心配し留学に反対。両親を説得するため、大学の先輩が何人も留学していることや、日本を旅行した際に撮影した写真を見せながら日本の良いところをたくさん話した。留学費用についても「将来日本で働き費用は返す」と約束しての留学だった。


驚きの連続


 日本で生活してみると、綺麗な水道水、便利な交通網、高度な医療技術など、全てが新鮮で驚きの連続だった。ある日胃が痛くて病院へ診察に行くと、医者から「カメラを飲んだ方がいいかもしれませんね」と言われた。「えっ!カメラを飲む!?」。医者が何を言っているのか意味が全く分からなかったが、超小型カメラを搭載したカプセル内視鏡だと知った時は「日本の技術はすごいな」と実感した。ビジネス系テレビ番組にも興味があり、「特にテレビ東京の『カンブリア宮殿』が大好き!」とチェックを欠かさない。留学を通して、模索していた将来像に段々と光が射してきた。「なぜ日本がこんなに住みやすいのか。技術の発展と共に生活が豊かになっていったのだと知り、中国との大きな差を感じた。日本の技術を活かせば中国はもっと良い住環境を作ることができるはず」とものづくり企業での就職を目指すことにした。


就職活動


 日本での就職活動は中国とは大きく異なる。中国では家族・親戚・友人との繋がりが重要だが、日本では企業が平等に応募者を審査する。公平さゆえの厳しさに直面しつつ、「たくさんの企業と出会って話をして、一歩一歩進んでいきたい」と前を向く。昨年夏に参加した化学メーカーでのインターンシップでは、営業部長に同行して取引先を訪問し提案営業の面白さを知った。わざわざ三重県まで工場見学にも連れて行ってもらい、「充実した毎日だった」と振り返る。「日本語を学んで日本に留学して人生が変わった。一人では難しいが、会社と共に人々の生活を支えたい」と夢に向かって邁進している。



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