Top向学新聞日本で働く留学生OBたち>クステジョ アルヴィン クスマさん


クステジョ アルヴィン クスマさん (インドネシア出身) 
(大成建設株式会社 財務部資金室) 


地図に残る仕事を 新入社員の育成を重要視

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――日本留学のきっかけは。
 2008年に高校卒業後、早稲田大学国際教養学部に入学しました。米国など英語圏への留学も考えましたが、それまで英語は勉強してきたので新しい挑戦がしたいと考え、日本への留学を選びました。

――どのように日本語を勉強したのでしょうか。
 早稲田大学国際教養学部では英語で授業が行われるのですが、週に8~9時間程日本語の授業があり、大変助かりました。グループディスカッションでは、日本人学生と同じグループになることもあり、そういった環境を活かしながら日本語を習得しました。

――現在の業務内容は。
 現在入社1年目ですが、現在も新入社員研修の最中です。新入社員研修は、これまで集合研修の他、作業所工事係研修などがありました。作業所工事係研修では、二ヶ月間、都内にある病院建設工事の作業所に工事係として配属となり、当社の最前線である作業所とは何たるかを学びました。

――日本企業で働いてみた印象は。
 在籍していた学部は、留学生が多く、日本に住んでいる感覚があまりありませんでした。ですが、入社してビジネスマナーや時間厳守など日本の企業文化を学ぶことができました。インドネシアと異なる部分も多くありますが、日本人の考え方を理解することが大事だと思っています。
 また、企業として新入社員の育成を非常に重要視していると感じています。新入社員研修は1年半と長期間に及びますが、新入社員にしっかりと投資をしており、自分自身も大事にされていると強く感じています。

――留学生に就職活動のアドバイスを。
 日本人とは異なる留学生ならではの語学力や考え方をアピールすべきだと思います。また、企業説明会にも一人で行くのではなく、友人と行くとモチベーションも維持できます。私も留学生や日本人学生と共に行動し、同じ企業に応募した友人とは面接のアドバイスをし合うなど励まし合いながら、就職活動を行いました。そして、有名企業だけに限定せず、関心の幅を広げ、多様な業界にチャレンジすることが大事だと思います。


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