Top>向学新聞>リアルVoice>人の優しさに触れ感動 王紫珊さん

東京デザイン専門学校 台湾出身
~人の優しさに触れ感動~

学校の先生(ABK日本語学校の亀山先生)と 誕生日に同級生から贈られた果物を持って
最初日本に来た時、生活上の多少の不安や戸惑うこともありました。先生はいつも交流のイベントや役に立つインフォメーションを教えてくれました。卒業後の進路に関することもよく相談に乗ってくれました。
あっという間に、今年で日本での留学生活は2年目を迎えます。最初の自分を振り返ると、いろんな心境や体験が頭の中ですぐ浮かびました。心が折れる時はもちろん、楽しいこともあります。その中で、もっとも印象強いのは、道を探したことでした。ある日、私は友達と渋谷にあるレストランで待ち合わせしましたが、当日に、私の携帯の電源が切れてしまいました。そのせいで、グーグルマップは使おうとしても使えませんでした。どうしよう、と考えて焦っていた私は、やっぱり勇気を出して人に聞こうとしました。
その店を知らない人は「すみません、わからない」と言いましたが、ある日本人に聞いたところ、彼女は自分の携帯で調べてくれて、目的地までのルートを詳しく説明してくれました。この件があって、私は日本人の優しさを感じました。
今まで、あの感動は昨日のことのようにはっきり覚えています。これからも、こんなふうに思いやりのある人々と様々な経験や交流をしたいと思います。
日本語学校の日光江戸村への日帰り旅行にて(右端が筆者)
日光江戸村ではいろんな江戸時代の文化を体感することができます。広い敷地には街道、宿場、忍者の屋敷などが再現されています。クラスのみんなは出身国がそれぞれですが、共通語の日本語で江戸の息吹きに触れました。着替えをして江戸人になりきったり、芝居を見ながら歴史と文化を学んだりしました。素晴らしい一日だったと思います。
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