向学新聞2010年9月号
大卒就職率61%に低下
文部科学省学校基本調査
博士課程入学者の6人に1人は留学生
文部科学省が8月5日に発表した学校基本調査速報によれば、2010年5月1日現在、留学生を含む大学・大学院の学生数は288万7千人で、国内の少子化にもかかわらず前年度より4万1千人増の過去最高を記録した。大学学部卒業者の総数は54万1千人で前年度より1万8千人減少。就職者総数は32万9千人で、就職率は60・8%と前年度より7・6%低下した。就職難で留年している学生が総数を底上げしている可能性がある。
新規入学者については、大学院修士課程が8万2千人で、うち留学生は8千人。博士課程は1万6千人で、うち2千8百人が留学生となっている。修士課程入学者の10人に1人、博士課程入学者の6人に1人が留学生という結果だ。大学院入学者における留学生比率は年々増加している。
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