向学新聞2011年5月号
企業の9割、採用「当初計画通り」
半数は選考スケジュール見直し
3月11日に発生した東日本大震災の後にも、92・2%の企業が2012年度の採用予定人数を当初の計画通り維持していることが、株式会社ディスコが行った調査でわかった。全国の主要企業に対して3月29日~4月4日の期間に緊急調査を実施し、938社(うち被災地域の企業は75社)から回答があった。
地震による採用規模への影響は限定的であるようだが、いっぽうで約半数の企業は選考スケジュールの見直しを行うと回答しており、選考の開始時期を何らかの形で「延期」するとした企業は53・1%だった。
2011年度の入社予定者の受け入れに関しては、被災地域の企業の14・1%が「入社式を中止」、15・6%が「全員の入社時期を延期する」と回答している。しかし被災地域以外では95・2%の企業が「特に変更はない」と回答しており、大半の企業では直接には影響を受けていないものと見られる。
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