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向学新聞2011年6月号


約9割が日本に戻る

文部科学省留学生調査
 

 文部科学省が東日本大震災後の外国人留学生の在籍状況を調査した結果、4月20日時点で約9割の学生が通学圏内に戻ってきていることが分かった。調査は全国の国公私立大学から任意の70校を抽出して実施。在籍する留学生の合計は2万376人で、うち大学所在地(通学圏内)にいることが確認できたのは86・6%にあたる1万7643人だった。
 地区ごとにみると、東北地区では、在籍する2316人のうち通学圏内に確認できたのは35・1%(814人)。関東地区では87・2%(5527人)が確認できた。この2地区のほかは、九州地区が99・5%(3136人)、北海道地区は97・7%(558人)とほとんどの留学生が戻っており、その他の地区も9割以上の留学生が確認できた。
 ただ、東北地区は抽出した9校中6校、関東地区は10校中1校が4月20日以降に講義開始日を遅らせており、全体の1割に及ぶことから、文科省では5月20日現在の状況も調査し、6月はじめをめどに状況を取りまとめる予定だ。



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