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向学新聞2012年3月号


日本人留学生6万人下回る


減少に歯止めかからず

  2009年の日本人の海外留学生数が、その前の年より約6900人減の5万9923人だったことが2月2日、文部科学省の発表で分かった。6万人を下回ったのは1996年以来13年ぶり。2004年の8万2945人が過去最高で、それ以降は減少が続いていた。
 主な留学先として、アメリカが2009年の前年比約4000人減(15パーセント減)で2万4842人、中国が前年比1324人減(7パーセント減)で1万5409人となった。
 昨年11月、米国の国際教育研究所(IIE)の発表では、2010~2011学年度にアメリカで学んでいる日本人留学生は2万1290人だと明らかになっている。中国人留学生数は約15万7000人、総人口が日本の約半分である韓国からの留学生は7万人を越えており、海外留学する日本人学生の減少に歯止めがかからないと同時に、世界での存在感低下が懸念される。


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