向学新聞2013年3月号
外国人旅行客が回復
LCC、産官連携が好影響 日本政府観光局
日本政府観光局が1月25日に公表した統計によると、2012年の年間訪日外国人旅行者数は836万8000人で、前年と比べ34・6%増となった。過去最高だった2010年の861万1175人に次ぐ、歴代2位となり、大幅な減少を見せた東日本大震災後の状況から脱した。中国、台湾、タイ、マレーシア、インドネシアなどからは過去最高を記録した。
LCC(格安航空会社)就航による航空運賃の低下、在外公館や民間企業などの連携によるオールジャパンでのPR活動などが背景にある。韓国からは、204万4300人と14年連続訪日外客数1位を維持するも、震災前の2010年と比較して39万人以上減少している。放射能に関連する風評被害への不安が一部の消費者に残っており、子供連れの家族旅行や、40~50代の旅行が敬遠された。
a:4414 t:2 y:0