向学新聞2013年7月号
日米の留学生を倍増
日米文化教育交流会議が提言
日米両国の識者で構成される日米文化教育交流会議(カルコン)が6月13日、「2020年までに日米双方向の留学生交流数を倍増する」ことを目標とした報告書を取りまとめた。報告書によると、1997~1998年に米国に留学した日本人学生は4万7000人を超えていたものの、2011~2012年には2万人を割り込み15年間で半数以上減少している。また、米国から日本への留学生数は6000人(2011~12年)と絶対数が非常に少ないと指摘した。
そのため日本に対しては、大学の英語コースの増加や日本人学生向けの民間留学奨学金の拡充、企業が採用選考時に海外経験などを重視するなどし、2020年までに日本から米国への留学生を4万人、米国から日本へは1万2000人に増加させるよう提言した。カルコンは日本から福田康夫元首相、米国からはノーマン・ミネタ元運輸長官を最高顧問とする二国間教育グループを発足させて議論を行ってきた。
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