向学新聞2014年3月号
訪日外国人1千万人突破
円高・ビザ発給要件緩和が要因
法務省が1月9日、2013年の外国人入国者数を公表し、約1125万人と前年比208万人増加し過去最高を記録。訪日外国人数が初めて1000万人を超えた。
再入国者を除く新規入国者を国籍・地域別に見ると、韓国(約231万人)、台湾(217万人)、中国(約98万人)、米国(約74万人)、中国/香港(約72万人)が上位5カ国・地域となっている。また、上位10カ国にはタイ(約44万人)、シンガポール(約19万人)、マレーシア(約17万人)が入っている。
訪日外国人数の増加には、円高の是正から訪日旅行の割安感が増したことや、ASEAN諸国に対するビザ発給要件の緩和などの要因がある。昨年6月に閣議決定された「日本再興戦略」では、2030年に3000万人超えの訪日外国人数を目指している。
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