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向学新聞2014年10月号


印・香港・タイで日本留学フェア

                       昨年の来場者数を上回る

                 
 
 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が8月4日にインド、23日香港、29・31日にタイで開催した日本留学フェアの来場者数が昨年を上回り盛況となった。
 
 インドでは、パブリックスクール(私立一貫のエリート校)の学生が中心となって1400名(前年比約400名増)が来場。他国ではアニメ等に関する質問が多く寄せられるが、インドではほとんどなく、学生達は経営管理、機械工学、建築、デザイン工学分野に高い関心を示した。日本ではグローバル30など英語コースを提供する大学が増加し学習環境のグローバル化を進めてきたが、「インドの学生は欧米と比較して日本留学の利点は何なのかを気にする傾向がある」とJASSSOの担当者は話す。
 
 香港では中等教育機関の教員団体からの協力を得て、350名(約110名増)が来場。従来は小規模のセミナー形式だったが、規模を拡大してのイベント実施となった。
 タイはチェンマイとバンコクの2日間で3585名(約450名増)が来場。タイ政府奨学金を担当する政府関係委員会が始めてブース出展し、注目度の高さが伺われた。バンコク会場では前年から来場者が約620名増加して2909名となったが、その要因の一つが、JASSOタイ事務所が昨年から開始したフェイスブックでの広報だと考えられている。
 今回の留学フェア成功は、現地教育機関とのネットワーク作りやSNSを活用した積極的な広報など、海外現地との繋がりを強化したことが要因となった。



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