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向学新聞2015年12月号


米国の留学生が100万人に

2位英国の2倍


 米国の国際教育研究所(IIE)が11月16日に公表した資料によると、2014~2015学年度に米国の高等教育機関で学ぶ外国人留学生数が過去最高の97万4926人(前年比10%増)に達し、前年に続き記録を更新したことが分かった。米国で学ぶ留学生数は世界最大で、報告書は「2番目に多い英国の倍の学生が在籍している」と説明している。
 
 トップ5の出身国・地域は中国30万4040人(同10・8%増)、インド13万2888人(29・4%増)、韓国6万3710人(6・4%減)、サウジアラビア5万9945人(同11・2%増)、カナダ2万7240人(同3・8%減)だった。この5ヶ国・地域で全体の6割を占めている。日本は8番目で1万9064人(同1・4%減)と昨年に続き減少した。
 
 最も高い増加率を記録したのがブラジルで2万3675人(同78・2%)だった。クウェートからも9494人(同24%増)と大幅に増えた。報告書によると、「ブラジル、クウェート、サウジアラビアは、政府がグローバルに活躍できる優秀な人材を育成するため、奨学金に多額の投資をしている」と分析。IIEのアラン・E・グッドマン氏は、「国際的な体験は21世紀の教育おいて最も重要な要素の一つである。そして海外留学は今日のグローバルな職場環境で成功するためには欠かせない経験だ」と訴えている。



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