向学新聞2016年9月号

　東京都・中野区長と明治大学の外国人留学生らが６月２８日、「日本の中野から世界のＮＡＫＡＮＯへ」と題した懇談会を開催した。インバインド観光などについて討論が行われた。
　
　「中野で家族・友人を連れていきたい場所」というテーマでは、駅前の公園「中野セントラルパーク」や漫画・アニメ関連の店舗が多くサブカルチャーの聖地として有名な「中野ブロードウェイ」を挙げる留学生の声が多かった。
　
　中野区職員から「観光資料がどうすれば外国人の方に届くのか」という質問が投げかけられると、シュン・ジーさん（日本・米国）は「中野駅を出てすぐに観光パンフレットを手にできる場所が必要だ」とアドバイスした。カオ・ユーチャンさん（台湾）は「我々の世代は動画をよく見ている。面白い動画で中野を紹介すればよいのではないか。例えばアニメのキャラクターが中野を歩けば、そこが聖地巡礼の場所になる」と話した。

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