向学新聞2016年11月号
在留外国人230万人、過去最高
ベトナム・ネパールの伸びが顕著
法務省は9月27日、今年6月末における在留外国人数を発表した。観光ビザなどの短期を除く、中長期の在留者の総数は230万7388人で、前年末から7万5199人増えて過去最高を更新した。このうち在留資格「留学」については前年末から1万1060人増の25万7739人で、同じく過去最高となった。
全体を国籍別にみると、ベトナムが17万5744人で前年末比2万8788人(19・6%)増、ネパールが6万689人で同5914人(10・8%)増と著しい伸びを見せた。それぞれを約10年前(2007年末)と比較すると、ベトナムは5倍、ネパールは7倍となっている。
いっぽう韓国は45万6917人で前年末比855人(0・2%)減少しており、ここ数年微減傾向が続いている。ベトナムは過去2年間で9万人増えているが、この増え幅を今後も維持し続けた場合は、あと6年程で日本国内のベトナム人が韓国人を上回る計算になる。
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