こんにゃく
米国に合わせたメニュー開発へ
歯ごたえある食感が肥満防止に
手綱こんにゃく
こんにゃくはおでんなどに使われ、低カロリーで豊富な食物繊維を含む健康食として人気だ。こんにゃく芋から作られる加工食品で、6世紀頃に中国から伝わったと言われている。
国内こんにゃく芋の一大生産地として知られているのが群馬県。生産量約6万トン、シェア率9割は圧倒的だ。
近年、群馬県がこんにゃくの海外進出を進めている。昨年群馬県がニューヨークに「こんにゃくアンテナカフェ」を設置。米国人の嗜好に合わせたメニュー開発などを行なっている。米国は肥満が社会問題化しており、こんにゃくの有力なマーケットとして注目したためだ。実はこんにゃくの食感にも肥満防止効果がある。よく噛むと脳の「満腹中枢」が刺激され程よい満腹感を得ることができるが、弾力性と歯ごたえがあるこんにゃくがそれに適しているのだ。
豚汁にも使われる
さらに群馬県は昨年11月、県内の日本語学校に通う留学生を集めこんにゃく料理コンテストを実施。中国、ベトナムなどの留学生達が参加し、こんにゃくの新しい活用法を提案した。今後こんにゃくが世界の多様な形に溶け込み、日本人があっと驚くこんにゃく料理が登場することだろう。
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