Top向学新聞日本で働く留学生OBたち>黄 上マン さん


黄 上雯 さん (香港出身) 
(カルビー株式会社) 


方向性も結果も全員が共有 思いを出し切れば後悔しない

――現在の業務内容を教えて下さい。
 マーケティング企画部に所属しているのですが、市場の分析を踏まえた改善点の提案などを通して、ブランド力の強化や将来の戦略を練っています。

――なぜカルビーで働きたいと思ったのでしょうか。
 カルビーが香港でも有名であったことや、日本の商品の質の高さに関心がありました。また、説明会で会社の雰囲気がとても良かった点に惹かれましたし、世界展開にも挑戦しており、活躍できるチャンスがあることも決め手になりました。

――実際に働いてみた感想はどうでしょうか。
 現在は2年目ですが、一年目は半年間かけて研修がありました。工場研修や座学もありましたが、北海道のジャガイモ畑に行き農作業までしたのは驚きでした。カルビーは原材料から商品がお客様のお手元に届くまでとことんこだわっており、その姿勢がとても大事だと学びました。

――日本社会の特徴は何でしょうか。
 オーストラリアにも留学していたのですが、オーストラリアや香港は個人主義の傾向が強く、日本はチームワークをとても重視している点が一番の違いだと思います。あるプロジェクトを実施するにあたって、オーストラリアでは各自の提案の中で最も優れたものを選ぶ手法が多かったのですが、日本では一人一人の意見を尊重し、意見を集約しようとします。時間がかかるなどの問題点もあり最初は馴染めませんでしたが、全員が方向性も結果も共有できるので次第に大事なことだと思うようになりました。それぞれの国の特徴があるので、一慨に良し悪しを付けることはできませんが、やはり日本文化は海外と比べて特徴的だと感じます。

――将来の夢はありますか。
 現在カルビーは世界に目を向けています。将来は自分も世界の舞台で力になりたいと思います。その為に今は、日本で経験を積んで勉強しています。

――最後に、留学生に就職活動のアドバイスをお願いします。
 ポジティブな気持ちとチャレンジ精神が大事だと伝えたいです。私はオーストラリアの大学を卒業後、日本の大学院に留学したのですが、英語で授業が行われていたので就職活動を始めた頃は日本語に自信がありませんでした。ですが、自分の夢や意見をしっかり話せば、熱意は伝わると思って活動していました。落とされたとしても、自分の思いを出し切ることができれば後悔はしません。
 また、様々な就職フォーラムや会社説明会への参加、OB訪問などで積極的にコミュニケーションを取ることもポイントです。「この会社は自分には合わない」と早い段階で決めるのはもったいない気がします。やはり、実際に行って、見て、話を聞かないと分からないことがあるからです。そこは果敢にチャレンジしてほしいです。例え1社駄目でも、2社、3社と諦めずに探せば自分に合う会社が必ずあるので、ポジティブな気持ちで頑張ってほしいと思います。



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