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日本の就職活動の特徴

1、事前準備が、結果に大きく影響する
自己分析から業界研究、更に応募書類の作成や試験・面接対策に至るまで、それぞれの段階で必要な準備をしっかりすることが、日本での就職活動を成功させるポイントです。

対策:学校で開催される就職ガイダンスや、キャリアセンターでの情報収集をするなど、活用する。なぜこの準備が必要なのか、次に何を準備すれば良いかを理解して、準備をしましょう。

<参考>
◆日本の就職活動と留学生(名古屋大学国際教育交流センターキャリア支援部門特任講師 今井千晴氏)

ローマに行ったらローマ人にならないといけません。例えば履歴書を日本語で書かなければならない会社であればその通りにしなければなりません。日本企業に就職したいのであれば、日本の就職活動についてよく研究する必要があります。 (トルコ/男性)


日本の就職活動は、場合によっては長期間にわたり、また何十社もエントリーして試験や面接をするので、体力的にも精神的にも疲れます。1人では大変なので、先輩や日本人の友達と情報交換したり、学校の就職課の職員さんに相談したりすることで、良い情報や元気をもらうことができます。  (中国/女性)

2、新卒一括採用
多くの企業が、特定の時期に一斉に採用活動を実施します。通年で採用募集する企業も増えていますが、時期を逃すと応募のチャンスがなくなっていまうこともあります。また、応募から内定までの期間が長く、選考段階も多い傾向があることが特徴です。

対策:進路を決定したら、早めに情報収集を始めましょう。

3、ポテンシャル採用
現在の能力よりも、人物としての成長の伸びしろ・活躍の可能性を重要視する傾向があります。キーワードとしては「意欲」「人柄」「協調性」「コミュニケーション能力」です。どのような成果を出したか(結果)よりも、その経験のプロセスや、それを通じて何を得たか、まわりの人とどのように協力したか、などを重視します。エントリーシートの設問や、面接での質問も、このようなことに関するものが多く見受けられます。

対策:自己分析を通して、過去の経験を通して何を感じ学んだのか、問題に直面した時に、どのようなアイデア・行動で解決したか、など言葉にしてまとめてみましょう。

日本社会には「出る杭は打たれる」という傾向がありますので、面接で自分の能力ばかりアピールしすぎると、逆に嫌われる場合があります。日本の会社は入社後に社員を育てていこうとしているので、会社の考えに合っていて、教育で成長する人物かを見ていると思います。やる気があり、かつ素直な人が好まれます。 (台湾/女性)


日本企業の面接では、自分の意見をしっかり述べることと、周囲への気遣いができるか(協調性)という両面を見られます。日本企業は少し能力が低くても周囲とうまくやっていけて長く働ける協調性のある人を採用する傾向があります。その企業がどういうタイプの人を好むのかを把握しておいたほうが有利です。 (中国/女性)

4、就社、終身雇用
従来の日本の新卒採用は、「就職(職に就く)」より、「就社(会社に就く)」という性質が強いと言われています。多くの日本企業(特に大手)では、募集の段階では職務内容を限定せずに新卒学生を一括採用し、入社後に人材育成を行いながら、適正に応じて配置を行います。基本的に終身にわたってその社員が自社で働くことを前提に、人材育成を行うため、採用の段階では専門性やスキルよりも「ポテンシャル採用」の視点となります。

外国人留学生が就職で苦戦すること

1、日本語能力が企業の求める基準に達していない
多くの企業では、外国人留学生に求める日本語レベルとして、文系であればJLPT N1相当、理系であればJLPT N2相当レベル以上を設定しています。日本語能力不問の求人はほとんどありません。
グローバルに事業展開している大手企業や、外資系の企業であっても、社内でのやり取りは日本語を使う企業がほとんどです。

対策:今の日本語レベルよりも上を目指して、学習を続けましょう。JLPT N2以下の方は、年2回(7月と12月)実施の試験に向けて頑張りましょう。

日本語能力は必須です。アルバイトをするにも、多少賃金が安くても将来のためには日本語が上達するようなアルバイトを選ぶこととおすすめします。  (中国/男性)

2、進路決定、就職活動開始が遅くなる。
進学か就職か、日本に残るか帰国するか、など、留学生には選択肢がいくつかあり、日本人学生が就職活動で動く時期にはまだ決められない方も多いです。低学年のうちから、自分の進路について意識をもって、情報を集めたり、実際にインターンシップに参加することをおすすめします。将来についての意識を持つことで、学生生活を目的意識をもって過ごすことができます。進路決定は、どのような生き方をしたいのかを考える重要な機会なので、よく考えて決めましょう。

自己分析は、就職活動をしながらより深まっていく面もあります。私は進学と就職で迷っていましたが、いくつか会社の説明会に参加する中で社会に出て働きたいという気持ちが固まりました。知人は逆に、もっと語学力や専門性を身につけた方が、就職で自分が活躍できる可能性が広まると感じ、進学を決めました。自分で行動し、自分のビジョンをしっかり固める必要があります。  (韓国/女性)

3、準備不足、自分を過信してしまう
就職ガイダンスを一度聞いただけで、またはインターネットで情報を集めただけで日本の就職活動について「分かったつもり」になり、準備不足で実際の選考の場(試験・ディスカッション・面接)で思ったほどうまくできなかった、という留学生の声をよく聞きます。日本人学生でもたくさん情報収集をして、会社の人の話を聞いたり選考を受けながら書類の内容や面接・試験対策など準備をして臨みます。同じかそれ以上の準備をするつもりで臨んで下さい。
また、アルバイトが忙しくてなかなか就職活動に専念できないケースもあります。貴重な機会を逃さないように、優先順位を良く考えてアルバイトの日程を調整したりすることも必要です。

私は、半年かけて筆記試験や面接について研究しました。一つの面接には4時間くらいかけて準備し、質問を想定して、答えを5パターンくらい準備しました。お金をためてからアルバイトを半年間やめて、就職活動に専念しました。日本人と対等に勝負する気持ちで取り組んでほしいです。   (中国/男性)

4、こだわり
母国と関連のある仕事、母国に拠点があるグローバルな大手企業、語学を活かせる仕事、など、留学生ならではの希望があります。しかし、その条件に合致する仕事・会社だけを応募対象にしていると、応募の機会も激減し、内定獲得にいたるのがとても難しくなる可能性があります。
また、大手企業のみに応募して全滅してしまうケースもあります。会社の規模以外にも、会社の魅力や強み、自分の考えとの相性、など、会社とマッチするポイントは様々です。はじめから狭い範囲に絞り込まずに、探すことをおすすめします。

興味のある企業には、多数応募(エントリー)をしましょう。テストや面接は、回数を重ねると慣れてきたりマイナス面を改善させて、次の機会に活かすことができます。

自分の専門分野に合った仕事や企業だけにこだわると応募できる企業が限られてきます。また、内定がもらえても、会社のニーズは日々変動するので、入社後100%自分がしたい仕事をさせてくれるという保証もありません。社員を育てて適した分野で活躍させたいという日本企業の考え方を理解して、広い視野と柔軟な考えを持って就職活動に取り組んでほしいと思います。 (ラオス/男性)


あまり外国人という意識を持たないほうが良いです。日本で働く上で、「外国人ならではの仕事」だけをすることはほとんどありません。日本人がする仕事を同等に行い、プラスα自分自身のオリジナリティ・強みが必要です。「外国人ならではの仕事」しかできないと、会社の方針が変わり、その分野の事業をやめた時には仕事を失ってしまいます。 (中国/女性)


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